梅田綾香は伝統的な染色技法の蝋染めを用いて新たな絵画表現を追求している。
蝋染めは熱した蝋を筆にふくませ布に浸透させることで、その浸透した部分に染料が入らなくする模様染めの技法である。
梅田が染色で表現する理由は、自身の想像を超えた世界を表現できる可能性を感じているからである。
水に乗って動く染料の粒子は、完全に制御することはできない。
染色は絵画と異なり、「する」ものではなく、「なる」ものと言われ、時に誰もが想像し得なかった世界を生み出す。
梅田は染色によってできる新たな世界を見てみたいという衝動から、幼い頃から親しんだ周囲の自然を基盤にして、様々なテーマを蝋染めで表現する。
梅田綾香HP
1993 広島生まれ
2016 広島市立大学芸術学部デザイン工芸科染織造形 卒業
2016 「第 19 回広島市立大学卒業・修了作品展」広島現代美術館 優秀賞 / 買上賞
2017 三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生 選出
2018 広島市立大学博士前期課程芸術学研究科造形計画研究専攻染織研究室 修了
「第 21 回広島市立大学卒業・修了作品展」芸術資料館 修了制作優秀賞
「Independent Tokyo 2018」浅草ヒューリックホール、審査員特別賞
2020 「門司港アートワーフ」採択 / みなとオアシス門司港賞
2021 「第 1 回 ARTIST NEW GATE」 Gallery Seek 賞
「Venture Community for Arts」入選
2023 「Corporate Art Aid Kyoto」京都市美術館別館 入選
「ART TAIPEI 2023」出品
玲瓏