藤井誠 絵画展 -日々-

開催概要

場所
東武百貨店船橋店5階5番地美術画廊
アーティスト
藤井誠
タグ
作家来場日
作家来場日:7月3日(土)・4日(日) 各日13:00~17:00
内 容


埼玉県出身・在住の洋画家、藤井誠。彼は「日本の写実」をテーマに風景や水を感じる作品を制作しています。日本人が伝統的に持っている美意識を、油絵という西洋の技法で描く事によって、新しくもどこか懐かしい日本独自の油絵が出来るのではないかというこだわりを持っています。それらの作品は、俳句にように風景の一部を切り取ることで、描かれていない世界を想起させてくれます。心の奥深くまで伝わる不思議な魅力を是非お楽しみください。

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藤井誠

日本人の持つ美意識を、油彩という西洋の技法で写実的に描くことで、日本画とも洋画ともつかない、新しくもどこか懐かしい、「日本の写実」をテーマに制作する藤井誠(1984年生)。かつて印象派の画家たちが日本の浮世絵にインスパイアされ、新しい表現を開拓していったように、再度現代において日本と西洋の融合を模索しています。   形の定まらないものが揺れ動く様を油絵具で描き出すために、「水」をモチーフとして選び、描く度に姿を変えることの面白さや、造形的な美しさに惹かれて描き続けています。風に揺られ、光により色も変える、形のない物を感じられるような表現を目指す作家にとっても大切な存在となっています。   大学時代の恩師の「自分が死んで数百年たったあとの作品が、言葉も文化も全く違う未来の人に見つけられたとき、これは宝物に違いないと思って大切にされるような作品を作りたい。」という言葉に感銘を受け、流行を超えたところにある普遍的な強さを表現したいと思い、派手ではないが長い間見飽きることがない作品を目指します。   石膏地を支持体とした、伝統的な油彩画の技法をもとにした技法を使うことにより、塗り重ねられた透明色が作品に深みを加えます。また、この技法は石膏地に油絵が非常に良く吸着することから、長く保存が出来る技法としても知られており、長く愛される作品を作りたいという作家のスタイルに重なります。   特別な名所や景勝地を描いたものではなく、身近な足元の風景を描いたもので、決して派手な絵ではないが、日常の中に隠れた、身近でありながら美しい大切な風景を描き続ける“緩やかに優しい”作品。水の反射や、あえてアングルを近くして描くなど、例えるなら俳句の様に、描かれていない部分を私たちに想像させてくれます。   藤井誠 HPより