私は水をモチーフに制作を続けています。日本画の技法と素材を用い、根源的でプリミティブなイメージを想起させる絵画表現を探求しています。今回の個展の副題に「星と花」とつけました。私の水の表現には光の反射や泡が、ときに星のような輝きの表現として描かれていますが、水に浮かぶ花もまた、放射状に美しく開く様子がまるで星のようだと感じながら描いています。空に浮かぶ星は私たちから見ると一つの小さな光ですが、それはひとつの生命であるかもしれないと思うのです。私の絵を見る人がそのような自身の中の根源的な感覚を想起してもらえたら嬉しいです。