動物たちのリアルな描写と豊かな表情を日本画で巧みに表現する、武蔵原裕二。好きだから自然とモチーフとして選んだという動物たちの、仕草や表情、格好、形や模様に魅力を感じるのはもちろん、フワフワとした毛並みなど、かわいい、かっこいい、おもしろい、そういったところに思わず触りたくなるような衝動を感じさせます。空いた時間に全国各地の動物を泊りがけで取材し、表面的なところだけではなく、生態から理解するなど、動物たちのことを深く知り、躍動感や生命力を表現します。今回の個展では来年の干支が虎ということもあり、「竹虎図」をメインとし、大人と子供の虎作品も出品致します。そしてこれまで全国各地で出会った武蔵原が好きな動物や興味を引かれる小動物から大きな猛獣まで、様々な動物たちへの愛情が込められた作品を是非ご高覧くださいませ。