古賀充 -記憶のフィルター-

開催概要

場所
あべのハルカス近鉄本店 タワー館11階 アートギャラリー
アーティスト
古賀充
タグ
内 容


空間・空気・時間・距離など、人が視ることができないものを、鉛筆画によって表現する古賀充。彼の作品は、すべての物事に対する疑問から生まれていきます。「なにもない空間とはなにか」「時間がなぜ見えないのか」「モノがあるとはなにか」おそらくこれらは、森羅万象の最も根底のものではないでしょうか。今回の個展では、わたしたちが普段何気なく知覚したモノの存在の正体とは何なのか?をテーマに置きながら、作品を構成しています。人間の脳はモノの実在、記憶、忘却…それらを繰り返していきます。もしかしたら記憶は想像によって補填されて、幾度となく再構築されていくのかもしれません。展示された作品たちは、情報が「存在」から記憶に到達するために、無数のフィルターを通過した様子を表現しています。作家独自の哲学から発せられる作品たちは、見ていると不思議な魅力にひきこまれていく様です。あべのハルカスでは初めてのご紹介になります。この機会にどうぞご高覧ください。

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