When Architecture Becomes an Intruder in Your Own Perception — Akira Terada’s “PROTECTIVE INSTINCT”

2026.05.24

Akira Terada「PROTECTIVE INSTINCT」個展THE GLITCH -Assemblage-開幕

見慣れた建築が、知覚の異物に反転する——Akira Terada「PROTECTIVE INSTINCT」

Photo Glitch Artist・Akira Terada(寺田 晃)の個展「THE GLITCH -Assemblage-」が、Gallery Seek(カレッタ汐留B1F)にて開幕した。会期は2026年5月23日(土)から5月30日(金)まで。

出品作のひとつ「PROTECTIVE INSTINCT」("1318")は、建築構造体をモチーフとした作品だ。アクリル板にUVプリント、W364 × H422.3 mm、2026年制作。1枚の建築写真を起点に、範囲選択、回転、反転、歪曲、積層という限定操作のみで再構築された画面は、見慣れたはずの都市の輪郭を知覚の異物へと変貌させる。

操作原理の明快さは意図的に維持されている。鑑賞者がその手法を瞬時に理解できるからこそ、変化していく風景のプロセスを自らの知覚として追体験できる。建築デザインを大学院で修め、組織設計事務所での実務を経た作家の身体には、都市構造物のスケール感と空間認識が深く刻まれている。その素養が、解体の正確さと再構築の緊張感を支えている。

本展の空間は、モニターとアクリル作品がランダムに組み合わされて配置される構成をとる。複数の世界線が交錯し、再配置され、ひとつの空間として再構築される。ARTIST NEW GATEでのデジタル作品史上初のgallery seek賞受賞、ART FAIR TOKYO 2024出展、あべのハルカスでの初個展、designboomやAdobe Creative Cloud JP公式への掲載など、着実に歩みを重ねてきた作家の現在地がここにある。

本日5月24日(日)は作家在廊日。都市を見る自分自身の目を疑う体験を、ぜひ会場で。

---