中島健太展 -眼差しと時間-
中島健太 作家ページ
略歴・出品作・お問い合わせはこちら
中島健太展 -眼差しと時間-、駿府博物館にて開催中
静岡・駿府博物館にて「中島健太展 -眼差しと時間-」が開催されている。会期は2026年7月18日から9月23日まで。
中島健太は1984年東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業し、2009年に24歳で日展史上最年少の特選を受賞、2023年には日展洋画部門の最年少会員となった画家である。
本展では、美大の卒業制作から20年にわたり描き続ける「匿名の地平線」シリーズ――地平線と波打ち際のみのシンプルな構図で、誰のものでもない海の記憶を呼び起こす連作――をはじめ、水に浮かぶ薔薇の偶発的な一瞬を切り取る「機縁の花々」、日展に出品され話題を呼んだ俳優・大沢たかお氏の肖像画『忘れえぬひと』まで、画業の広がりを見ることができる。
中島は、絵画を複製のできない一点ものの手紙のようなものとして捉える考えのもとで筆を執り続けてきた。AIや写真が瞬時に無数のイメージを生み出す時代において、一点物としての絵画がなお持つ意味を、本展は静かに問いかけている。
会場では作家本人によるギャラリートークも開催され、来場者と直接言葉を交わす機会となった。