高津ゆい 個展「-ものがたり-」

2026.06.22

高津ゆい 個展「-ものがたり-」

高津ゆい 個展「-ものがたり-」開催中|童話の動物たちが紡ぐ、もうひとつの物語

動物画家・高津ゆいによる個展「-ものがたり-」を、Gallery Seek(カレッタ汐留 B1F)にて開催中です。会期は2026年6月19日(金)から6月27日(土)まで。

「野生動物にも個性があり、ものを考え感じながら生きている」——高津はそう語ります。本展では、幼少期から親しんできた「童話」をテーマに、日本昔ばなしやイソップ物語の世界で躍動する動物たちの新作絵画10点を発表しています。

■ 個展の見どころ

童話の世界と動物たちの豊かなキャラクター性
『鶴の恩返し』のアネハヅル、『かちかち山』のたぬき、『酸っぱいぶどう』の狐など、誰もが知る物語の動物たちが、高津ゆいならではの目線で描き出されます。時に愉快に、時に哀愁を帯びて——一枚の絵に秘められた「ものがたり」をお楽しみください。

古代文明から着想を得た「装飾」の魅力
古代文明やお伽話に登場する装飾に惹かれてきた高津は、作品に独自の装飾モチーフを随所に取り入れています。プリミティブな造形が動物たちの存在感と響き合い、作品世界に独特の奥行きを与えています。

瑞々しい情景を生む緻密な技法と「光の粒」
水彩紙にアクリルガッシュとシャープペン(0.3ミリ・2H)を組み合わせる独自の技法で描かれる動物たちのしなやかなポージング。黒い背景に漂う「光の粒」——空気中に漂うちりや埃が光を受けてチラチラと輝く様子——が、幻想的で瑞々しい情景を演出しています。

■ 注目作品:「きっと美味しくない - 酸っぱいぶどう -」

見上げるような視線の先に、たわわに実るぶどうの房。その傍らに佇む狐の姿が、木パネルの画面を静かに支配しています。イソップ寓話「酸っぱいぶどう」——手の届かないぶどうを前に「どうせ酸っぱいに決まっている」と負け惜しみを言う、あの有名な一場面です。タイトル「きっと美味しくない」は、狐の心の中のつぶやきそのもの。誰もが一度は覚えのある、手に入らないものへの小さな自己防衛の感情が、この一枚に静かに宿っています。

アクリルガッシュ、木パネルに水彩紙 / F6号(31.8×41.0cm)/ ¥132,000(税込)

■ 開催概要
高津ゆい 個展「-ものがたり-」
会期:2026年6月19日(金)〜6月27日(土)
開館時間:11:00〜18:00(最終日は17:00まで)
会場:Gallery Seek / カレッタ汐留 B1F
作家来場日:6月19日(金)・20日(土)各日午後予定

▶ 作品詳細・お問い合わせ:https://art-scenes.net/ja/artworks/56078?gallery_id=9
▶ Gallery Seek:https://galleryseek.jp/