田中ラオウ個展「閃」── 黒と金の狭間で、命が閃く
田中ラオウ個展「閃(せん)」── 黒と金の狭間で、命が閃く
2026年4月27日(月)より、Gallery Seekにて田中ラオウ個展「閃」が開幕する。
田中ラオウ。1985年北海道札幌市生まれ。北海道造形デザイン専門学校卒業後、カリカチュアアーティストとしてキャリアを開始し、2014年に米ネバダ州で開催された国際大会「ISCA convention」にて総合優勝、殿堂入りを果たす。世界の頂点で磨かれた、対象の本質を一瞬で見抜く眼。2016年、その眼をもって動物画を主軸とする画家へと転身した。
本展のタイトル「閃(せん)」は、暗闇を一閃する生命の輝きを意味する。展示を構成するのは、田中が最も多用する「黒」と「金」の二色を主軸に据えた最新作群。アクリル絵の具と墨によるミクストメディアの画面では、精緻に描き込まれた動物たちと、意図的に残された余白が拮抗する。描かれた領域には、ある程度の写実性を保ちながら観る者の想像を拡張する世界観が息づき、描かれなかった余白には、獣の視線の先にある空気、跳躍の直後に残る運動の残像、吐息の湿度が漂う。滲みやすいアクリル絵の具と墨が画面上で溶け合い、時に混ざり切らないまま共存するその質感は、生命同士が互いの個性を保ちながら調和を探る営みそのものだ。
出展作品は『金神龍』『金毛龍』『桃源龍』『火花』『Black Foundation』『Burst of Blue』『Maelstrom』。一作ごとに妥協なく、観る者を圧倒する覚悟が画面に刻まれている。
田中ラオウ個展「閃」
会期:2026年4月27日(月)〜 5月9日(土)
会場:Gallery Seek(東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留B1F)
展示詳細:https://art-scenes.net/ja/shows/1604
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