内田有《15 one cool it bills _ red》
もしシロクマが"偉人"になったなら、お札に刻まれるのは彼の顔だった — 内田有《15 one cool it bills _ red》
アンディー・ウォーホールが描いたドル紙幣のように、歴史に刻まれた存在の肖像は、複製され、消費され、愛でられる。
内田有が問いかけるのは「もしホッキョクグマが絶滅してしまったら?」というIfのストーリーだ。
気候変動によって生息地を静かに失いつつある白い熊。もし彼らが絶滅し、遠い未来に"伝説の生き物"として語り継がれるようになったとしたら――その顔はウォーホールのお札のように複製され、消費され、愛でられる存在に変わるのではないか。
《15 one cool it bills _ red》は、ウォーホールのドル紙幣シリーズへのオマージュ作品。シロクマのキャラクター「cool it」を15枚並べた構図は、大量消費社会が生み出す"偶像の刷り込み"そのものを模倣しながら、環境問題のアイロニーを鮮やかな赤で問いかける。
「かわいい」のひとつ手前に、社会への静かな反論(COUNTER)が潜んでいる。
■ 作品詳細
タイトル:15 one cool it bills _ red
素材:ミクストメディア(アクリル彩色・シルクスクリーン)
サイズ:690 × 490 × 35 mm
制作年:2018年 / エディション:全10点
価格:¥247,500(税込)
▶ 作品詳細・お問い合わせ:https://art-scenes.net/ja/artworks/55738?gallery_id=9