梅田綾香の作品一覧

梅田綾香 Ayaka Umeda

Communication with Deer

制作年2026
技法綿、反応性染料
サイズH1000 × W803 × D30 mm
作品タイプユニーク
PRICE (TAX INCL.) ¥704,000
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作品について

野生を宿しながらも人間に身近な存在である鹿は、異世界との接触を象徴する存在である。古くから鹿をカミの使いとする文化もあり、人とカミのあいだに位置する存在として、森羅万象とつながるひとつの切り口ともいえる。鹿と対峙した瞬間に感じる底知れなさは、把握しきれない自然の深淵を示すと同時に、どこか通じ合える予感をも抱かせる。本作は鹿と人が対峙し、それぞれの世界がぶつかりあい、垣間見える刹那を描いている。 【作品について】 藍を帯びたモノトーンの闇の中に、一頭の鹿が静かに佇む。角の先から泡のように湧き上がる円形の文様や、頭部から放射状に広がる装飾的なモチーフは、鹿そのものというより、鹿の内側から溢れ出す気配を描いているように見える。蝋染め(Rōzome)ならではの防染によって残された白い輪郭が、鹿の輪郭線と文様の境界を滲ませながら際立たせている。 【見どころ】 梅田綾香は2016年発表の「花隠れ『鹿』」以来、鹿というモチーフを繰り返し扱ってきた。本作はF40号の画面いっぱいに鹿を配し、頭部から角にかけて広がる有機的な文様に、「花隠れ」シリーズや「多元的ビオトープ」シリーズで培われてきた、生き物の内側にある見えない世界を可視化する手法が集約されている。角から溢れ出す泡や渦巻き、花のような文様は、鹿が担う「異世界との接触」という象徴性を、装飾ではなく生命そのものの発露として描き出す試みといえる。

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