菅かおるの作品一覧

菅かおる Kaoru Kan

紅空雲龍

Crimson Sky, Cloud Dragon

制作年2024
技法雲肌麻紙、岩絵具
サイズH410 × W318 mm
作品タイプユニーク
PRICE (TAX INCL.) ¥396,000
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作品について

紅と青に染め分けられた空を、白金の龍が身をよじりながら進む。鱗は一枚ずつ描き起こされ、鬣と髭は白く細かく描線を重ねて風を受ける。雲は紅から桃へと重なり、龍の胴を出入りする。 【作品について】 菅かおるが吉祥の主題を扱った一点である。水を主題とする作品群とは異なり、空が舞台となるが、龍が雲を出入りする描き方は、水面から出入りする花や藻を描くときの手つきと通じている。 【モチーフについて】 龍は水を司り、雲を呼ぶ霊獣として東アジアで長く描かれてきた。菅は『茶道雑誌』の表紙絵を2019年から2020年にかけて担当し、季節を彩る花やモチーフを描き継いだ経歴を持つ。吉祥の主題は、そうした仕事の延長線上にある。 【素材・技法について】 雲肌麻紙に天然岩絵具。龍の体は白から金へ移る岩絵具で塗り分けられ、鱗の一枚ごとに縁を起こして立体を与えている。背景の紅は混色を避けた岩絵具そのものの色であり、その粒子の粗さが雲の質感をつくる。爪や鬣の先端には胡粉が厚く置かれ、絵具の物質感がそのまま光になっている。 【見どころ】 龍の口元と眼に注目したい。牙を見せながらも眼に険はなく、こちらを見返すような表情になっている。

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