菅かおるの作品一覧

菅かおる Kaoru Kan

水景色 Waterscape (Dusk)

Waterscape (Dusk)

制作年2026
技法雲肌麻紙、岩絵具、金箔
サイズH910 × W910 mm
作品タイプユニーク
PRICE (TAX INCL.) ¥1,430,000
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作品について

日没の水面。上端で金箔が最も強く輝き、そこから手前に向かって金の帯が段々に砕けていく。水はピンクから朱へ、下方では水色を差し込みながら移ろい、白い粒が点々と光を返す。910mm四方の画面は水面だけで満たされている。 【作品について】 《水景色 Waterscape》は、時刻と光の条件を変えて水面を捉えた連作である。本作はそのうち日没時にあたり、太陽の残光が水に落ちる一瞬を主題とする。光の道筋は上端で塊となり、手前へ来るほど細かく分かれて、水の起伏がそのまま光の形になる。 【モチーフについて】 菅は「水を描いていると宇宙的なものと繋がっていくように感じるんです。小さい世界の一部を拡大して見ていくと小さいものに大きいものが全部含まれてるような感覚になります」と語る。水面という限られた範囲を切り取りながら、そこに空と光の全体が映り込むという構造が、その感覚を支えている。 【素材・技法について】 雲肌麻紙に天然岩絵具と金箔。金箔は輪郭を切らずに面として貼り込み、その上から絵具の波を重ねることで、箔が水の下に沈んだり浮き上がったりする。ピンクと朱は混色を避け、岩絵具そのものの粒子で発色させている。粒子の大小によって絵具が上下する日本画の性質を利用し、層の間から下の色が透けるよう工夫されている。 【見どころ】 金箔の面と絵具の面では光の返し方が違うため、近づくと箔の継ぎ目や皺が見え、離れると一続きの夕映えになる。この二重の見え方が、この連作の核である。

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