菅かおるの作品一覧

菅かおる Kaoru Kan

蛍のいる水景色

Waterscape with Fireflies

制作年2026
技法雲肌麻紙、岩絵具
サイズH455 × W380 mm
作品タイプユニーク
PRICE (TAX INCL.) ¥528,000
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作品について

細い月の下、山あいの浅い流れに蛍が舞う。水は白銀に光り、両岸の木立と草叢は黒く沈む。緑と黄の光の粒が水の上と森の縁に散り、右手には古びた柵が見える。 【作品について】 菅かおるが蛍を主題として描いた作品のひとつ。画面の大半を占めるのは水の流れで、蛍はその上を漂う光の点として置かれる。水を主題としてきた作家が、水そのものではなく「水のある夜の場」を捉えた一点である。 【モチーフについて】 蛍は夏の夜を象徴する生き物であり、菅は『茶道雑誌』の表紙絵などで季節のモチーフを描き継いできた。ここでの蛍は、水面に映り込む光としても機能しており、水と光という彼女の一貫した主題に接続している。 【素材・技法について】 雲肌麻紙に天然岩絵具。水面は白と銀の絵具を薄く重ねて、暗い画面のなかで唯一明るい面をつくる。蛍の光は胡粉を核に、その周囲へ黄緑の絵具を柔らかく散らして滲みを表している。木立は墨と暗色の岩絵具を厚く置き、粒子の粗さで葉叢の質感を出している。 【見どころ】 蛍の光の大きさが手前と奥で描き分けられている点に注目したい。奥ほど小さく、手前ほど大きく淡く滲むことで、画面に奥行きが生まれている。

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