菅かおるの作品一覧

菅かおる Kaoru Kan

環の中のぽんぽん菊

Pompon Chrysanthemums in a Ring

技法雲肌麻紙、岩絵具
サイズH410 × W410 mm
作品タイプユニーク
PRICE (TAX INCL.) ¥396,000
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作品について

黒い水面に浮かぶ環を背景に、白・淡紅・黄の菊が咲き集まる。花の間には車輪梅の赤い実が連なり、水面には金の細線と白い光の粒が散る。410mm四方。 【作品について】 2018年の個展「菅かおる 日本画展 -環の中の永遠-」(Gallery Seek)を代表する一点。円形の水の中に花を浮かべるという、この個展の主題をそのまま画面にしている。菊は品種を変えて五輪以上が描き分けられ、丸い形が画面全体で反復する。 【モチーフについて】 菅は「ぽんぽん菊はどこか気張らないころころとした可愛らしさがある」と語る。丸い形を追求するために直線を極力取り除き、車輪梅やペリカムといった丸い実の植物、そして水泡と組み合わせて配置した。菊については「昔から家紋や和菓子など日本美術の中でも装飾的に表現されることが多く、幸福のシンボルだった」という意味を込めている。環(円)は「過ぎてゆく季節や命を水に浮かべて絵の中で楽しむ」という主題を担う。 【素材・技法について】 雲肌麻紙に天然岩絵具。花弁は胡粉を重ねて厚みを出し、下の色が透けるよう層を工夫している。背景の黒は水の深さを担い、その上に金泥の細線で水面の動きが引かれる。混色をほとんど行わないため、白・淡紅・黄はいずれも絵具そのものの色である。 【見どころ】 花の背後にうっすら見える円の輪郭に注目したい。花に隠れてほとんど見えないが、この環があることで、花が水に浮かんでいるという設定が成立している。

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