菅かおるの作品一覧

菅かおる Kaoru Kan

水に咲く(時計草に蜜蜂)

Blooming in Water (Passionflower and Honeybee)

制作年2024
技法墨、岩絵具、水干絵具、パール
作品タイプユニーク
PRICE (TAX INCL.) ¥66,000
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作品について

白地の扇面に、時計草の花が一輪大きく開く。青い放射状の副花冠が中心から広がり、蔓が細く巻きながら扇の骨を横切る。左上には小さな蜜蜂が一匹。要と両端には金が刷かれ、下辺には水の流れが淡く引かれている。 【作品について】 扇に描かれた一点である。時計草は蔓性の植物で、その巻きひげが扇の広がりに沿って伸びる。左から右へ、蕾から満開へと花の段階が並び、扇を開く動作そのものが時間の経過に重なる構成になっている。 【モチーフについて】 時計草は花の形が時計の文字盤に似ることからその名を持つ。蜜蜂を一匹だけ添えることで、花が今まさに咲いている時刻が示される。菅は『茶道雑誌』の表紙絵を2019年から2020年にかけて担当し、季節を彩る花のモチーフを描き継いできた。本作もその流れに連なる。 【素材・技法について】 墨、天然岩絵具、水干絵具にパールを加える。花の副花冠は細い線を放射状に無数に引き、その一本ずつに濃淡を置いている。葉は青緑の岩絵具で、蔓は墨の細線。パールは光の角度で控えめに輝き、扇を動かすと表情が変わる。金は扇の要と両端、そして下辺の水の流れに用いられている。 【見どころ】 扇の骨をまたいで蔓が伸びていく描き方に注目したい。折り目で線が途切れず続くため、扇を開いたときに初めて全体の構図が現れる。

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