作品について
杉板の上に銅や真鍮、洋白を用いて蜥蜴の姿を立ち上げた壁掛け作品。原田武は幼少期に自然の中で動植物を観察した記憶を制作の起点とし、金属によってその記憶を静止した形に再構築する。本作では鍛金・彫金の技法で蜥蜴の肢体や鱗の質感が丹念に表現され、銀箔や色箔が控えめな光沢を添える。仕上げに透き漆を施すことで金属の表情を保護しつつ、落ち着いた深みのある色調が生まれている。身近な生き物への静かなまなざしが、金属という硬質な素材を通じて柔らかな存在感へと変わる一点である。
原田武の作品
作品について
杉板の上に銅や真鍮、洋白を用いて蜥蜴の姿を立ち上げた壁掛け作品。原田武は幼少期に自然の中で動植物を観察した記憶を制作の起点とし、金属によってその記憶を静止した形に再構築する。本作では鍛金・彫金の技法で蜥蜴の肢体や鱗の質感が丹念に表現され、銀箔や色箔が控えめな光沢を添える。仕上げに透き漆を施すことで金属の表情を保護しつつ、落ち着いた深みのある色調が生まれている。身近な生き物への静かなまなざしが、金属という硬質な素材を通じて柔らかな存在感へと変わる一点である。
原田武の作品