中村祐子 Yuko Nakamura
白ばら
White Rose
| 制作年 | 2017 |
|---|---|
| 技法 | 雲肌麻紙、岩絵具、水干絵具、墨、膠、箔、截金 |
| サイズ | H318 × W410 × D30 mm |
| 作品タイプ | ユニーク |
SOLD
作品について
白い薔薇の清楚な佇まいを、雲肌麻紙の柔らかな肌合いの上に岩絵具と水干絵具で丹念に描き出した一作。中村祐子が鎌倉時代の仏画研究を通じて体得した截金技法が画面に繊細な金の線条を添え、花弁の陰影や光の移ろいに静かな奥行きをもたらしている。箔の輝きと絵具の質感が響き合い、花鳥画の伝統に根差しながらも装飾と写実が一体となった画面を生み出している。 雲肌麻紙の柔らかな地に、岩絵具と水干絵具で描かれた白薔薇が静かに浮かび上がる。花弁の重なりには墨の繊細な筆致が息づき、背景には箔と截金が光の粒子のように散りばめられ、画面に奥行きと荘厳さを与えている。鎌倉仏画の研究を通じて体得された截金技法が、日常の花を祈りにも似た静謐さへと昇華させている。
中村祐子の作品