豊澤美紗

ARTIST

豊澤美紗

Misa TOYOSAWA / 宮城

STATEMENT

自然豊かな東北地方で生まれ育ち、その後大学入学とともに上京し東京に住んでいます。そのなかで私が感じたことを、都市と自然をモチーフに、ガラスの素材が持つ魅力と掛け合わせながら表現しています。 「終わりと、始まり」シリーズでは、東日本大震災を経験し心が沈む毎日の中で自然の風景から着想しました。終わっていくもの―水に沈む枯れ葉-の美しさと尊さ、そして再生していくことへの希望と願いを表現しています。 最近作の「街とこけし」は、コロナ禍により故郷に帰れない悲しみと閉塞感を、故郷の伝統工芸品であるこけしの形と、ビル群のなかに埋もれる自分のイメージを掛け合わせて表現しました。 ガラスの素材から発見した美しい表情を私の物語を通して伝えることができれば嬉しいです。

PROFILE

自身の記憶の風景を切り取り、都市と自然をモチーフに、ガラスのもつ魅力と重ね合わせて表現しています。 私たちの暮らしには、常に「終わり」と「始まり」が繰り返されています。季節が巡り、風景が移ろう中で、失われゆくものの美しさと、新たに芽生える命に希望を感じます。 また、パンデミックにより故郷に帰れなかった日々は、閉塞感の中で自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。 そうした日々感じる想いを、枯れ葉が水に沈む光景や、伝統工芸のこけしとビル群が重なるイメージに込め、ガラスの透明感や儚さとともに表現しています。 ガラスのなかに生まれた小さな物語が、誰かの心にもそっと届けば嬉しいです。 1985年 宮城県仙台市生まれ 2009年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科 卒業 2011年 東京藝術大学大学院ガラス造形研究室 修了 「第59回 東京藝術大学 卒業・修了制作展」(東京藝術大学)原田賞 受賞 個展・グループ展 2021年 個展「街と給水塔とこけし」(Gallery Seek 銀座) 2022年 「夫婦絵師展」(FEI ARTMUSEUM YOKOHAMA 横浜) 2023年 「ART ART FUKUOKA」(博多大丸 福岡) 2024年 「ガラス造形研究室20周年記念展」(東京藝術大学大学美術館) 2024年 「Summer Pulse ナツノコドウ―アートと繋ぐ―」(FEI ARTMUSEUM YOKOHAMA 横浜) 豊澤美紗

WORKS

5 works